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NFTゲームについて知っておくべき10の基本
今後、NFTゲーム市場が盛り上がっていくことは間違いないでしょう。非代替性トークン（NFT）とは、ブロックチェーン上で発行・取引されるデジタル通貨であり、資産がどのように移転しても所有者を追跡できるだけでなく、ゲームが再販された場合は、オリジナルの開発者に自動的に利益が還元される仕組みになっています。世界に約30億人いるといわれるゲーマーたちにとって、レアアイテムを探しあて、限定版の装身具を収集し、希少価値の高いアートや記念品をアンロックするための不可欠な技術なのです。
とはいえ、多く人にとってNFTはいまだによくわからない存在であることも確かです。NFTの作成はかなり複雑なプロセスですし、ユーザーエクスペリエンス（UX）の設計がお粗末な場合もあります（UXデザイン基礎コースに参加していただければ理解を深めることができるでしょう）。NFTの資産価値は本質的に不安定であり、現在の使い方では環境に及ぼす影響も懸念されます。また、ランダムなアイテムが当たるガチャ（ルートボックス）に廃課金して後悔した人も多く、ゲーマーがガチャに対して抱いている不信感はすぐには払拭されないかもしれません 。
そうはいっても、NFTゲームが2022年最大のNFTトレンドになることは確実です。ゲームのディベロッパーやパブリッシャーは、NFTゲームの存在を無視することはできません。そもそもNFTとは何かについては、特集記事で詳しく説明しますが、ここでは「ゲーマーにとってのNFT」に的を絞って解説していきたいと思います（NFTゲームの説明についてはこちらから）。Square Enix、Ubisoft、コナミ、Epic、カプコンなど、NFT導入に前向きな大手パブリッシャーの数が増えるにつれて、NFTゲームを作ったり遊んだりする機会も増えていくことでしょう。
それではNFTゲームの未来にはいったい何が待っているのか。順を追って見ていきましょう。
01. NFTゲームは付加価値を生む
まずは最も重要な点から始めましょう。ゲーム内NFTは、すでに体験済みのゲームプレイをアンロックし、付加価値を与えることを可能にします。暗号通貨「KokoSwap」のクリス・クラーク氏が説明するように、ゲーム業界では「ゲーマーがゲームに価値を与えているなら、その価値をゲームから引き出すことができるのもゲーマーである」と考えられています。
クラーク氏と同じ考え方を持つ「Ubisoft」は、自社タイトル向けのNFTプラットフォーム「Quartz」上でゲーム内NFT「Digits」を売買できるサービスを開始しています。2021年末にローンチされたこのサービスは、大きな批判を巻き起こしましたが、「Ubisoft」はその後もこのプロジェクトを継続しています。NFTが、デジタルゲームやデジタルアイテムの中古市場を効果的に作り出せるという点からいっても、これは重要な出来事です。
「Quartz」は、オープンワールドで展開される一人称視点ミリタリーシューター「Ghost Recon Breakpoint」を長年プレーしてきたファンに対するリワードとして、カスタマイズ用の新作NFTを配布しました。NFTを導入すると、プレイヤーがゲーム内アイテムの単独所有者になり、そのアイテムの交換・販売・保有が自由にできるようになります。プレイヤーがゲームをプレイしてお金を儲けるという考え方は目新しいものではありませんが、NFTはより安全でフレキシブルな方法だといえるでしょう。
02. プレイヤーがコントロールを握る
これまで述べてきたように、ゲーマーたちにとって、ゲーム内購入（マイクロトランザクション）やシーズンパスを通じてゲーム内アイテムを購入することはごく普通のことです。NFTが導入されれば、プレイヤーがより大きな力を持つようになり、アイテムの売買はもちろん、将来的にNFTが再販された場合にはロイヤリティを受け取ることさえ可能になります。子どもの頃から古いゲームを売っては新しいゲームを手に入れてきたゲームプレイヤーにとっては、デジタルゲーム時代が生んだ大変化だといえるでしょう。
「FIFA」や「Fortnite」のような人気タイトルは、すでに期間限定のスキンを提供しています。これらのゲームでは、ディベロッパーが在庫をコントロールしてスキンに希少価値を与えてきました。ここにNFTが導入されれば、プレイヤーがアイテムの販売・再販をコントロールできるようになります。「FIFA Ultimate Team」に遅れて参戦し、シーズン最初のキットを入手し損ねても、ほかのプレイヤーから購入するといったことも可能になります。。
アイテムだけでなく、新しいスキルや経験値のNFTも売買できるようになります。同じく「FIFA Ultimate Team」の例でいうと、”チームビルダー”になって 個性的なチームを作り上げ、NFTマーケットプレイスで他のプレイヤーに販売すれば、そこから収入を得られるのです。
しかし「FIFA Ultimate Team」の例は、ゲームにコミットしているゲーマーにとって最大の懸念にも直結しています。お金に糸目をつけないプレイヤーは、既存の最強チームを買って優勝し、リワードとしてNFTをゲットして満足するでしょう。ある意味でNFTは、最も金銭力のあるチームが活躍するという、現実のサッカーの一面を反映するともいえます。
とはいえ、NFTゲームの登場によって、プレイヤーの所有権が認められるようになる可能性があります。多くのゲームの核にあるのはカスタマイズですが、クリエイターたちが自分の好みのゲームで使えるNFTアセットを制作し、マーケットプレイスで販売できるようになれば、この概念はさらに拡大するでしょう。
このことは、例えばゲームファンによるアートの制作やプロジェクトの盛り上がりにつながります。そしてここでは、ファンが作ったコンテンツを共有する場を提供するGameStopのNFTマーケットプレイスのような空間が役に立つでしょう。しかし、NFTをこのように活用するということは、ゲームのパブリッシャーが知的所有権の一部をプレイヤーに与えることにもなります。NFTの作成と販売については、こちらのガイドをご覧ください。
03. 遊んで稼げるP2Eゲームが大人気に
ゲーム内マーケットの存在は、プレイヤーに利益をもたらす可能性を秘めています。NFTの今後の方向性を示唆してるのが、「Axie Infinity」（Axie＝ポケモンと考えていただければわかりやすいと思います）をはじめとするP2E（Play-to-Earn）ゲームです。こうしたゲームで生計を立てるプレイヤーもすでに登場しています。300万人のデイリーユーザーを誇る「Axie Infinity」のようなP2Eゲームは、これからも人気を維持していくでしょう。
P2Eゲームの多くは、「Pokémon」や「Stardew Valley」などの非NFTタイトルと共通点がある一方で、単なるブロックチェーン技術の応用に過ぎないだとか、コレクターアイテムの皮をかぶった暗号通貨の売買に過ぎず、ゲームプレイは二の次になっているという批判もあります。
Token2049でメタバースに関するパネルディスカッションに参加した「Axie Infinity」の共同創業者、アレクサンダー・レオナルド・ラーセン氏は、同ゲームをプレイするまでゲーマーの半数は暗号通貨を使ったことがなかったといいます。この発言は、NFTゲームがUXデザインの開発やブロックチェーン技術の浸透に役立つことを示唆しています。
「Axie Infinity」のように成功を収めたP2Eゲームでさえも、暗号通貨ウォレット、各種手数料、隠れコストなど、プレイヤーが実際にAxieを購入するまでにクリアしなければならないハードルがあります。P2EとF2P（基本プレイ無料）ゲームのコンセプトとUXデザインの良いとこどりをすれば、この点はもっと改善されるはずです。
どちらにしても「稼ぐ」より「遊ぶ」を優先し、かわいいキャラを前面に押し出した金儲けのためのトレーディングアプリに貶めてしまわない限り、P2Eゲームがゲーマーを魅了する下地はできているといえるでしょう。
04. 重要なのは「相互運用性」
「相互運用性」というと難しく聞こえるかもしれませんが、簡単にいえば、複数のゲームタイトルでNFTアイテムが使えるようになるということです。NFTはブロックチェーン上に存在するため、データと所有権を追跡することができます。また不正にも強いため、同じブロックチェーンを共有するすべてのゲームで、同じNFTを使用可能にすることは難しくありません。
「Quartz」の強みもここにあります。一流ゲームタイトルを抱えるパブリッシャーにとって、すべてのゲームとアイテムをNFTとしてリンクするというアイデアは非常に魅力的だといえます。金の亡者という批判に対して、「Ubisoft」は「Quartz」での再販から全く利益を得ていないこと、また、このNFTプラットフォームは環境負荷が低いブロックチェーン「Tezos」を採用していることを明らかにしています。
NFTを使えば、ゲーム内アイテムの所有権をパブリッシャーからプレイヤーに移転させることができます。また、NFTで購入・獲得したアイテムは、すべてのゲームで使用できるため、例えば仮に「Ubisoft」が「Ghost Recon Breakpoint」を終了し、新たに「Tom Clancy」シリーズのシューターゲームを立ち上げたとしても、理論上は「Ghost Recon Breakpoint」で得たNFTを新しいゲームに移行することができるはずなのです。
これがどの程度実現するかはまだわかりません。例えば、様々なタイプのゲームの垣根を越えてNFTを利用できるようにしたとして、どれほどの実用性があるのでしょうか。また、このようにNFTを使うと、古いNFTのアセットを新しいゲームにも組み込む必要があるため、クリエイターの創造性が損なわれるのではという懸念もあります。
05. ゲームがメタバースを牽引する
「Splinterlands」や「Axie Infinity」をはじめとするNTFを採用したゲームは、ブロックチェーン、さらにはメタバースの恩恵を得たいと考えている人たちにとっては恰好の的です。将来的にゲームはメタバースの一部になり、NFTは、デジタル化された私たちの生活とゲームをつなぐ存在になるでしょう。
ここまで読んで、メタバースってなんだろうと思った方は、こちらの詳細な説明をご覧ください。
「Meta」（旧Facebook）のような企業は、メタバースを1つの空間として捉えています。しかしメタバースはただの豪華版Zoomではありません。ネット上で拡大を続け、数々のプラットフォームやゲーム、ウェブサイト上に構築されていきます。先日「Microsoft」がゲーム大手「Activision Blizzard」を買収したのも、Game Passを介してメタバースに進出するための布石なのかもしれません。
メタバースという言葉は、私たちの仕事、遊び、ゲーム、交流の仕方を根底から覆すといわれる「Web3.0」の広義の意味として使われています。Web3.0には複数の空間が存在するだけでなく、複数の人格までもが備わっています。例えば「Axie」の世界に住む人格は、「Call of Duty」の人格とは違うはずですし、「Linkedin」で使うアイデンティティは、「Twitter」でみせる自分とも異なるでしょう。
ビデオゲームは、ファッション、音楽、アート、イベントをつなぐメタバースの核になり得る可能性を秘めています。すでに様々なブランドが既存のメタバースに参入しようと先を争っています。「アディダス」はバーチャル不動産会社「The Sandbox」の土地を購入し、「Gucci」は「Roblox」と提携して商品を販売しています。さらに「Balenciaga」は、「Fortnite」のデベロッパーである「Epic Games」と提携し、バーチャルストアで購入できる洋服を提供しています。
メタバースはもうすでに始動しています。そしてNFTはその進化をさらに容易に、さらに加速することになるでしょう。
06. NFTゲームがリアルとバーチャルの世界を統合する
「FIFA」にNFT技術が採用されたらどうなると思いますか？「FIFA」の世界でアンロックまたは購入した、例えばイギリス・プレミアリーグの”Spurs”ことトッテナム・ホットスパーFCのユニフォームも、NFTコレクティブル（デジタル版のコレクターズアイテム）として、ゲーム内で自慢できるという以外の使い道が出てくるかもしれません。実際、NFTは、デジタルとフィジカルの世界を1つにするユニークな方法でもあるのです。
2022年にBAYCゲームをリリース予定の「The Bored Apes Yacht Club」や「KokoSwap」では、NFT保有者のためのイベントを定期的に開催しています。先ほど挙げた「FIFA」でNFTを保有している人だけが招待される、エクスクルーシブなSpursのトレーニングキャンプやファンイベントに出席できるとしたらどうでしょう。さらにはレアな本物のユニフォームをデジタルウェアラブルとして手に入れられるかもしれません。
「NFTはコネクションを作るためのもの」だと「KokoSwap」のクリス・クラーク氏はいいます。ゲーム内のデジタルウェアラブルは、入手しにくいほど価値が高くなりますが、それは2つの世界が交錯するNFTでも同じことです。将来的には、ゲームの世界に存在するイベント、洋服、グッズをフィジカルな形のあるものに変換できるようになるでしょう。「2つの世界を1つにすることができるようになれば、JPEGは絵に描いた餅ではなくなります」とクラーク氏もいっています。
07. ゲーム内コレクティブルが充実
大手ゲームパブリッシャーは、すでにゲーム内コレクティブルにおけるNFTの活用方法を模索しています。「悪魔城ドラキュラ」シリーズ35周年を記念して、コナミがNFTコレクションを発売したところ、多額の売り上げを達成したニュースが大きな話題となりました。これらのNFTは1個あたり平均140万円で売れたという事実を見ても、需要が存在することは明らかです。
ゲーマーにとって、ゲーム内アイテムやレアグッズを集めることはごく当たり前のことです。なかでもレトロなゲームアートや音楽など、ゲームの歴史の一部を所有できる点は、非常に魅力的です。コナミの例では、値段に目をつぶってNFTを買いに走ったゲーマーが数多くいたことがわかっています。
「セガ」「スクゥエア・エニックス」「EA」といった伝説的なパブリッシャーにとって、ゲームの歴史の一部を、NFTとしてファンに提供することは、見逃すことのできないビジネスチャンスです。彫刻や絵画などのアート作品やフィギュアにNFTを紐づけ、ブロックチェーン上に所有権を明記することで、物理的なコレクティブルの所有権を追跡できることを考えると、ゲーム内コレクティブル収集の時代はすぐそこまで来ているのかもしれません。
ゲームと結びつけることで誰もがNFTを理解できるようになると主張するクラーク氏は、「非常に大きな価値が生まれる可能性を秘めているのですから、実現しないわけがありません」といいます。「テクノロジーはすでに完成に近いので、実現はすぐそこまで来ていると思います。暗号通貨、ブロックチェーンとともに、NFTを大衆化できるのではないでしょうか」
08. NFTが次のKickstarterになる
クラウドファンディングはもはや珍しいものではありません。2009年に設立された「Kickstarter」は、ゲームファンに新作のリリースを支援する機会を提供してきましたが、その見返りは、ゲームに名前がクレジットされるとか、誰よりも早くプレイする機会が得られるという程度に過ぎませんでした。
「GameStarter」は、ゲーム内アイテムをNFTとして前売りすることによって独立系ディベロッパーに資金調達の機会を提供するNFTプラットフォームです。ゲーマーの側から見ると、自分の好きなインディゲームを選んで支援し、ゲームの一部を所有できるということになります。
加えて「GameStarter」には、タイトルのリリース後にゲーム内のNFTアイテムを取引できるマーケットプレイスと「$GAME」という独自のトークンがあります。NFTを活用することで、ゲームのリリース前からファンのコミュニティを形成し、ディベロッパーが時間的に余裕をもってクリエイティビティを発揮することを可能にしているのです。
ほんの一例に過ぎませんが、「GameStarter」は、プレイヤーが投資家となり、ゲームの一部をNFTとして所有することができる未来の訪れを示唆しています。これまでNFTは数々の新しい世界の扉を開いてきました。がしかし、これが軌道に乗るにはユーザーを一番に考えたUXデザインとリスクの透明性の確保が必要になるでしょう。とはいえNFTの登場によって、ビデオゲームのクラウドファンディングの全く新しい方法が生まれるかもしれません。
09. ファンへのリワードがアップグレード
ゲームというものは、単にどんなゲームをプレイするかだけでなく、どんなプレイヤーをフォローするかも重要です。ディベロッパーはもちろんですが、メディアに登場するeスポーツのスターたちもまた、ゲームのコミュニティを支えています。そして超人気タイトルに関連するスタッフやチームとプレイヤーの距離を近づけるのに、ゲーム内NFTはきっと役立つはずです。
ゲーム内NFTの購入は、限定イベントに参加できるトークンとして使うことができます。世界最大のeスポーツ団体の１つである「G2 Esports」は、ランダムに生成されるNFTが会員証として機能するソーシャルクラブ「Samurai Army」をローンチし、これを通じてゲームやエンターテイメントに関連する特典をメンバーに提供しています。
このようにNFTを活用すると、NFTの所有者に長期的な価値を提供できることから、ゲームのパブリッシャーがNFTの価値を安定させることができるようになります。「Samurai Army」のようなNFTを所有するプレイヤーは、価値の上下動に関係なく、いつでもリワードがもらえ、特別なイベントにアクセスすることができます。
10. フィットネスゲームが生まれ変わる
任天堂「Ring Fit」の登場により、フィットネスゲームはより身近なものになりました。これについて詳しくはNintendo Switchのおすすめ周辺機器の記事をご覧下さい。ではここで、体を動かすとお金がもらえるNFTゲームを想像してみてください。運動してお金を稼ぐM2E（Move-to-Earn）ゲームと考え方は同じです。こうしたゲームの1つである「StepN」は、NFTバッヂをつけて歩き回り、目標歩数を達成するとリワードがもらえるというもの。イギリスの国民保険サービスが支援するアプリ「Couch to 5K」に現金報酬が追加されたような仕組みで人気を集めています。
「StepN」がカーボンニュートラルなブロックチェーン「Solana」を使って運営されていることからも、今日のディベロッパーは、自分たちのゲームが環境に与える影響を意識していることがわかります。また「Pokémon Go」風モバイルARゲーム「Genopets」では、新規プレイヤーは無料でNFTをミント（新たに作成・発行）することができます。NFT作成には高額な料金が必要になる場合がほとんどなので、これは多くの人にとってうれしい仕組みといえるでしょう。
身近で環境に優しく、またプレイすると健康になれるゲームなんて最高じゃありませんか？ この2つのM2Eゲームは、NFTとゲームのポジティブな未来を大いに予感させてくれます。
NFTゲーム徹底解説
NFTゲームって何？
非代替性トークン（NFT）とは、限定生産されるデジタル商品の所有権の証明書です。ゲームの世界では、ゲーム内アイテム、コレクティブル、アバターにNFTが利用されています。
NFTが使われているゲームは？
最も人気があって楽しいNFTゲームを７つ紹介しましょう。
01. 「Axie Infinity」。一番人気のNFTゲームで、ポケモンGOに似たP2Eゲームです。
02. 「Splinterlands」。環境負荷が少ない暗号通貨「Wax」を使用するカードトレーディングゲームです。
03. 「Tom Clancy’s Ghost Recon: Breakpoint」。「Ubisoft」独自のNFT「Digit」をサポートするプラットフォーム「Quartz」上で展開されているAAAゲーム。環境負荷が少ないブロックチェーン「Tezos」を使用しています。
04. 「Alien Worlds」。宇宙全体を創造することができる、ソーシャルメタバースゲームです。
05. 「Farmer’s World」。史上初のNFT農園ゲームで、一大農業帝国を築き上げることができます。
06. 「Upland」。現実世界の住所を使った不動産取引ゲーム。実在する場所にあるバーチャル物件の売買や取引が楽しめます。地球のメタバースが舞台になっています。
07. 「Crazy Defence Horses」。F2Pと基本プレイ無料でお金を稼ぐF2E（Free-to-Earn）の2つのスタイルを統合した、タワーディフェンスゲームです。
NFTゲームはどうやって収益を上げているのでしょうか？
NFTゲームは、プレイヤーの参加費から収益を上げています。例えば「Axie Infinity」を始めるには「Axie」を購入しなければなりません（今は、「スターターAxie」を使うこともできますが、使い道は限定されています）。ゲーム内で売買・取引されるNFTアイテムに手数料をかけているケースもあります。
最高のNFTゲームは？
今のところ最も成功しているNFTゲームは「Axie Infinity」です。NFTゲーム情報サイト「Dappradar」によると、アクティブプレイヤー数300万人、ゲーム内アイテムの価値総額は約2600億円にのぼるといわれています。
免責事項：本記事中に示された意見は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、いかなる投資商品についても、個人に対し特定の金融または投資にかかわるアドバイスや推奨を行うことを意図したものではありません。 本記事は、NFTマーケットプレイスに関する一般的な情報および意見を提供することのみを目的としています。本記事に反映されている見解は、予告なく随時変更されることがあります。
この記事はCreative Bloqのイアン・ディーンが執筆し、Industry Dive Content Marketplaceを通じてライセンスされています。ライセンスに関するお問い合わせはlegal@industrydive.comまで。
