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旅する京都
~徒歩と市バスで、JR京都駅を起点に京都1日旅。~
春夏秋冬、違った顔で観光客を楽しませてくれるのが京都。
そんな京都観光のスタイルは、長期や短期、出張のついでなど、さまざまです。今回は、本当はじっくり楽しみたいけど、もし1日だけ京都で過ごすことを許されるなら、おすすめしたいプランを計画。京都駅を起点に徒歩と市バスで観光名所を巡るコースを提案します。
●今回のおすすめコース
京都駅→<徒歩:約2分+市バス:約15分+徒歩:約16分>→清水寺→<徒歩:約25分>→八坂神社→<徒歩:約5分>→祇園→<徒歩:約15分>→錦市場→<徒歩:約5分+市バス:約15分+徒歩:約4分>→リーガロイヤルホテル京都
※所要時間は目安です。
京都のいいところのひとつが、市営をメインとした路線バスの充実。観光名所を巡るにもおすすめです。
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京都を代表する観光スポット
壮観な舞台が魅力のお寺
「清水寺」
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JR京都駅から目指すのは、「清水寺」。修学旅行などで訪れたことがある方も多いでしょうが、大人になってみるとまた違って感じることができるはずです。
「清水寺」のそばまで行けるバスはないので、かなり手前で降りることになりますが、寺までの道や坂は気分を盛り上げるために必要な手続き。特に八坂の塔を見るとテンションが上がります。
二寧坂や産寧坂にはみやげもの店や甘味処などが並び、坂道を歩く疲れを感じさせません。
見どころはたくさんあるのですが、「清水寺」と言えば清水の舞台。
2020年12月に大改修を終えたばかりの本堂にある舞台は、樹齢400年以上の長い欅(けやき)の大木の束柱を貫で組み合わせて支えられ、断崖上に架かっています。
清水寺の注目スポットといえば「音羽の瀧」。3 筋に分かれた流れが恋愛、学業、長寿にご利益があると考えられています。
また、すぐそばにある京都最強の恋愛パワースポットとの呼び声が高い「地主神社(じしゅじんじゃ)」に立ち寄るのもおすすめです。
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パワースポットとしても人気
舞妓さんたちもお参りにくる
「八坂神社」
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途中の甘味処で休憩などもおすすめなのですが、清水寺から坂を下りながら25分ほどで「八坂神社」へ。
四条通の東の突き当たりにあり、存在感がある朱色の西楼門(にしろうもん)は京都中心部のランドマーク的存在です。
ちなみに日本三大祭りの祇園祭は、「八坂神社」の祭礼。「祇園造」と呼ばれる本殿と拝殿を1つの屋根で覆った独特の建築様式も特徴です。
パワースポットとしても知られ、境内の末社である美御前(うつくしごぜん)社の脇から湧き出る「美容水」は女性たちに人気。肌や心が美しくなるとされていることで有名です。
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情緒のあるお茶屋の家並みが続き
舞妓さんの姿を見かけることもある
「祇園界隈」
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紅殻格子(べんがらごうし)に犬矢来(いぬやらい)という祇園情緒のあるお茶屋の家並みが続く「花見小路通」。風情のある通りを歩くだけで古都にいることを実感できます。また、タイミングが良ければ、舞妓さんの姿を見かけることも。
ちなみに、現在「花見小路通」での撮影は禁止。掲載の写真は、禁止される以前のものです。
花見小路通から北に3分ほどの白川沿いの白川筋も石畳などの雰囲気が良く、フォトスポットとして人気です。また、この周辺には歌舞伎俳優や舞妓さん御用達のおいしい店も多いのでランチなどにおすすめ。
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テイクアウトグルメも充実
京の台所には旨いもんがそろう
「錦市場」
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鴨川にかかる四条大橋を渡り、次に目指すは「錦市場」。祇園から向かう徒歩15分ほどの間には、風情ある花街「先斗町」、若者に人気の飲食店が軒を連ねる「木屋町」、おみやげ店がそろう「新京極」など、京都の中心地らしいエリアがあります。
400年を超える長い歴史がある京の台所「錦市場」。惣菜などの専門店や飲食店など、アーケードの下には約120の店舗が並びます。旅の終盤になるので、ちょっとした買い食いやおみやげの購入にぴったり。
おみやげとしておすすめなのは、京つけもの。定番だけでなく、珍しいものが多く人気です。
海鮮メニューも充実。その場で食べられるよう、お箸などもお店に用意されています。もちろん、帰りの新幹線でのビールのお供を買うのにもおすすめ。
テイクアウトを楽しみたいのであれば、食べ歩きができる串焼きなども。
豆腐店の豆乳ドーナツや豆乳ソフト、玉子屋さんのだし巻き、練り物屋さんのさつま揚げなど、錦市場らしいグルメがズラリ。買ったものを食べることができるスポットもあります。
東西に約400メートルの「錦市場」は往復してもそんなに時間はかかりません。
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JR京都駅に近いホテルで
旅の締めくくりや余韻を楽しむ
「リーガロイヤルホテル京都」
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京都での1デイトリップの締めくくりは、再びJR京都駅へ。最後に提案したいのが駅の西側にある「リーガロイヤルホテル京都」。
こちらのホテルにはいくつかのレストランがありますが、「オールデイダイニング カザ」でのお食事がおすすめ。現在、リニューアルオープン5周年を記念して、「オールデイダイニング カザ」のディナービュッフェと全50種のフリーフローをセットにした特別プラン『50 KAZA Selection(フィフティ カザ セレクション)』が楽しめます。
50種類のドリンクの中から特におすすめしたいのがワイン。
用意されるのは白の「マニフィーク・ビス ソーヴィニヨン・ブラン」。
さらに、赤の「マニフィーク・ビス カベルネ・ソーヴィニヨン」も。
ほどよい甘みのあるスッキリ味の白ワインには、「アトランティックサーモンのミ・キュイ 生姜の香り」や「ブータン ブラン ハーブの香り」が合います。
また、赤ワインには、「牛肉のシュラスコ風 黒胡椒風味」や「鰯の香草焼き ”ベッカフィーコ」がマッチ。
ここでの食事が楽しかった旅の記憶をさらに深めてくれます。
※メニューは隔月にて変更しております。(記載メニューは10月提供メニューです。)
※営業時間等は状況により変更する場合がございますので予めご了承ください。
※最新の情報は下記URLよりご確認ください。
■リーガロイヤルホテル京都
〒600-8237 京都市下京区東堀川通り塩小路下ル松明町1番地
https://www.rihga.co.jp/kyoto/restaurant/list/kaza
今回、おすすめしたのは、JR京都駅を起点にした駆け足な京都観光。最終の新幹線で京都を離れるまで半日あれば楽しめる京都巡りなので、「東寺」や「三十間堂」、「鴨川散策」など、自分なりのアレンジを加えたプランにしてみるのもおすすめです。
お出かけの際は、混雑を避け、感染対策にお気をつけください。
※撮影日は緊急事態宣言下ではございません。
※最少人数で感染対策を取りつつ取材を実施しました。
(文・髙田 強)