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思った以上に渋谷にマッチしている「GOLD STAR」広告の件

みなさん、ご無沙汰しています旧デジタル担当の中の人です。

今は、某ブランドのメディアプランとかを組み立てる人になっています。

さて、今日は皆さんにお伝えしたいお話があって記述しています。

「渋谷」と言えば、若者の街、華やかな街という感じで「新ジャンル=第3のビール」とはちょっと遠い存在な気がしますよね。

ただ、このGOLD STARは発売当時からそういうビールカテゴリー独特の空気感とはちょっと軸をずらしてエッジの立ったコミュニケーションを続けてきました。

兎に角振り切った事を今までも続けてきたのですが、今回はそこをもっと突き抜けてみました。というのが、この「渋谷」企画。

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ファッション、音楽、ストリートアートなど、様々な文化を発信している街「渋谷」。

この「街」で発信しようとしたら、生半可だと埋もれてしまうなという事でクリエイティブにも相当なこだわりを持って進めてきました。

様々なアイデアが発案されては消えたのですが、行きついた先が「映画」という総合アートをテーマとしたコミュニケーション。

「渋谷」という街で発信するのであれば、やはりそこにはカルチャーがあるべき。様々なカルチャーがあるなかで、当たり前のように受け入れられて、かつそこにメッセージを込めたいと思った時に、「映画」に行きついたのは、ある意味必然なのかもしれません。

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ちょっと見、あまりにもすっきり溶け込んでいますが、どこにあるかわかります?実は、この真ん中右寄りで4枚掲出されている星型のギターのポスター。良く見たら、GOLD STARって書いていますよね!そう、これはCMで窪田さんが手にしていたギターをベースにした「音楽映画」という体のポスター広告なんです。これ、歩いていたら、全然気づかないですよね。だけど、この「気づかないであろうというくらいに溶け込んでいる事」が一つの狙いだったりします。

なんというか、渋谷の風景の一つになっているという事なんです。

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普通に考えると、商品を大きく扱って純広告としてプロダクトの顔を覚えてもらって商品購入に繋げていくぞ!っていう広告を作るのが常道です。

ただ、この渋谷というカルチャーがうごめく街で「おっ!」と思ってもらうためにはそういう「当たり前」な事をやっても逆に見過ごされるというか目にも入らないというのが現実。特に、なかなか若年層にとって自分事化しづらい新ジャンルカテゴリーでコミュニケーションを実施するにあたっては、かなりエッジが立っていつつ、街の文脈に沿っている必要があるんですよね。

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そこで行きついた解が、「GOLD STARが積み上げた結果を今後封切りされる映画という体にして、それをポスター化してコミュニケーションしてみる」というアイデア。

ただ、普通こういうアイデアが出ても大体一種類という事が殆ど。リアルな話をすると、デザイン管理も凄く大変だし、印刷コストも上がる。イメージが分散する。様々な大人の事情で「まぁ一つに絞るか」って言うのがいつものパターンだったりします。

いや、これはほんとに企業あるあるなんですが。

今回の施策の面白さは、こういう「通常ならこうする」を色々とっぱらって、進めてきたことにあるなと思っています。

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この写真で、ジャンプしている人。なかなか凄いジャンプ力です。

さて、「これは誰でしょう?」って話なんですが、この方が今回の施策にGOをかけたブランドマネージャーだったりします。

何と言うか、こういう突き抜けた企画を受け入れ、最後まで形に落とし込み、かつそのレポートのコンテンツに体当たりで出演するという所に、僕は凄みを感じていたりします。

というか、そういう熱量がブランドの推進力になっていたりするのですよね。

ちなみに、二つ前の写真で後姿を見せているのは当社のSNS担当だったり。凄く繋がってくるのですが、このSNS担当はちょっと前まで屋外広告担当でしたので、この企画に関しても気合を入れて調整進行を進めてくれた人だったりします。

今回、僕がこれをコンテンツ化したいなと思った目的の一つに、こういう「中の人」をキャストとして見せる事で「ブランドの人となり」を肩苦しい取材とは別の側面で切り取って見せたかったからです。

そこも含めての、今回の「渋谷」企画だと考えて居たりします。

そして、今回の写真も志田さんに撮影いただきました!志田さんには、GOLD STARの開発秘話の写真もお願いしたのですが、やっぱり圧倒的に光の使い方が上手い!ともすればガチャガチャしがちな画を「アート」に仕上げてくれました。今回の施策を記録に残すにあたって、この「画」が重要なキーファクターとなるので、やっぱり志田さんにお願いしてよかったなと。

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「商品のコミュニケーションって、こういうのものだよね」という型にはめる事である一定の効果を出すことは可能ですが、そこに「驚き」はありません。この情報があふれかえる社会の中で、この「驚き」や「気づき」が人の心に潤いを渡し、その結果としてその「驚き」に触れた人の日々がちょっとだけ彩られるのです。ただ、この「ちょっと」を積み重ねる事で、「豊かで楽しいライフスタイル」を提供したい。それも、通常の新ジャンルのコミュニケーションではなかなか考えられないような手法で。それが出来るのが、「GOLD STAR」の強みかなーって思っています。

渋谷に行きかう多くの人々、その皆さんの心に「おっ!」という驚き、ちゃんととどいたかな?さて、SNSを散歩して、僕も驚きを確かめてみようっと(=゚ω゚)ノ

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(記事:福吉 敬 / 写真 : 志田彩香

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