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『Shadowverse』のプロリーグを観戦してみよう!「RAGE Shadowverse Pro League 20-21シーズン」観戦ガイド
eスポーツシーンの盛り上がりが注目される『Shadowverse』では、さまざまな大会が開催されています。中でも、チーム戦形式で行われるプロリーグの「RAGE Shadowverse Pro League」(以下、RSPL)には、有名企業やプロスポーツチームが運営するeスポーツチームが参戦。シーズンを通して、王者の座をめぐる熱い戦いが繰り広げられます。
本記事では、2020年6月14日より開幕した「RSPL 20-21シーズン」の、プロリーグならではの大会ルールや見どころをご紹介。また、リーグ発足当初から出場し、2018シーズンで初代チャンピオンに輝いたチーム「レバンガ☆SAPPORO」のきょうま選手に聞く、RSPL観戦のマメ知識も合わせてお届けします!
■プロフィール
「レバンガ☆SAPPORO」きょうま選手
プロeスポーツリーグ『RAGE Shadowverse Pro League』を戦う、レバンガ☆SAPPORO所属のプロゲーマー。2018-19シーズンでは年間チャンピオンとなり優勝インセンティブ1000万円を獲得。チームリーダーを務める。
個人戦績:shadowverse Premier cup 2018 Tokyo 優勝、RAGE shadowverse Starforged Legends 2pick 優勝
「RSPL 20-21シーズン」開催概要
「RSPL 20-21 シーズン」は、2020年6月から2021年1月にわたって全21節、8チームによる3回の総当たり戦が行われます。全21節の結果、2021年2月に上位4チームによるシーズンファイナルのトーナメントが実施され、20-21シーズン王者が決定。インセンティブ総額は2400万円となっています。
「RSPL 20-21シーズン」出場チーム一覧
・AXIZ
・au デトネーション
・NTT-WEST リバレント
・G×G
・福岡ソフトバンクホークス ゲーミング
・名古屋OJA ベビースター
・横浜F・マリノス
・レバンガ☆SAPPORO
<きょうま選手のRSPL観戦マメ知識>
RSPLは、今年で3年目を迎えました。出場チーム数は、リーグ発足当初の4チームから8チームに増え、規模はますます拡大しています。現在のシーズンに至るまで、大会のルールなども変遷してきた歴史があります。
優勝インセンティブは1500万円!選手の報酬は30万円/月を保証
「RSPL 20-21 シーズン」で優勝に輝いたチームに贈られるインセンティブは1500万円。続いて、2位のチームには500万円、3位には300万円、4位には100万円となっています。その他には、副賞として「RAGE Shadowverse」のシード権やBye(不戦勝)が付与されます。
また、高額なインセンティブが設定されているだけでなく、RSPLに出場するプロ選手には、シーズン中の最低報酬として30万円/月が保証されていることも、プロリーグならではの大きな特徴です。
4人vs4人のチーム戦、事前に5つのデッキを登録
チーム戦で行われるRSPLでは、各チームから4人の選手が出場。対戦フォーマットは、第1試合のみ2Pickで、第2試合からはローテーションに切り替わります。なお、各チームはローテーションの試合で使用する5つのデッキを事前に登録します。
試合はすべてBO1で進行。2Pickを含めて3試合以上勝利したチームがラウンドの勝者となり、勝ち点1が付与されます。4試合で勝敗が付かなかった場合は、延長戦の5試合目が行われます。
<きょうま選手のRSPL観戦マメ知識>
登録する5つのデッキは、それぞれ異なるクラスを使用するというルールになっています。単純に強いデッキを5つ登録するというだけでなく、特定のデッキに対して勝ちやすいなどの役割を持たせたデッキを入れる場合もあります。
2Pickでの第1試合からラウンドがスタート
第1試合は、2Pickでの対戦が行われます。2Pickとは、2枚ずつ提示されるカードのいずれかをピックしていき、組み上げた30枚のデッキで対戦するモード。RSPLにおいては、デッキ作成に6分間の制限があり、制限時間内にピックしたデッキで戦います。
<きょうま選手のRSPL観戦マメ知識>
2Pickの試合には、チームの4人から誰でも出場することができますが、基本的にはチーム内で2Pickを専門とする選手が決まっていることが多いです。例えば、「レバンガ☆SAPPORO」であれば、真春選手が2Pickの試合を担当しています。
RSPLならではの見どころ「作戦タイム」
2Pickでの第1試合が終わった後、それぞれのチームには相手チームの登録デッキが公開されます。そして、ローテーションの各試合直前に行われる「作戦タイム」で、出場する選手と使用デッキを決定します。
作戦タイムは試合ごとに設けられ、制限時間は初回のみ5分間、それ以降は3分間。大会配信では、各チームが作戦タイム中にどのような会話をしているかを聞くことができ、RSPLならではの大きな見どころの1つとなっています。
なお、ラウンドの中で1度使ったデッキを再び使用することはできず、延長戦をのぞいて同じ選手が複数出場することもできないため、各チームはこれを踏まえて戦略を考えていきます。
<きょうま選手のRSPL観戦マメ知識>
作戦タイムには、多くのチームが相性表を作って整理しながら、次に使うデッキを考えています。試合が進むほどデッキの選択肢が少なくなっていくので、不利な試合にならないように、どのデッキを残すかなどを考慮します。
また、対戦相手の分析から「この選手が残っているから、このデッキを出してきそう」といった予測を立てることもあります。逆に、相手チームの予測の裏をかく作戦を取ることもあり、こうしたお互いのチームに対する読み合いが面白い部分だと思います。
3試合以上勝利したチームがラウンドの勝者に
第2試合からは、ローテーションでの対戦へ。お互いに試合直前の作戦タイムで選んだデッキで戦い、時には不利なマッチアップをプレイングで覆すなど、プロ選手ならではの高度な駆け引きが繰り広げられます。
2Pickとローテーションの試合を合わせて、3試合以上勝利したチームがラウンドの勝者となり、勝ち点1が付与されます。レギュラーシーズンの全21節が終了した時点で、この勝ち点によるチームランキングが決定。上位4チームがシーズンファイナルに進出し、シーズン王者の座をかけて戦います。
<きょうま選手のRSPL観戦マメ知識>
4試合を終えて2-2のタイになった場合の延長戦には、登録選手4名のうち誰が出ることも可能です。メンタルが大きく影響するゲームなので、前の試合の結果や内容などによって、延長戦に誰を出すのかはチームの特色が現れる部分だと思います。最終戦にかけるチームの、そして選手の意気込みのようなものを感じていただければ嬉しいです。
「RSPL 20-21シーズン」配信スケジュール
2020年6月14日に開幕した「RSPL 20-21シーズン」の配信スケジュールは、下記のように告知されています。プロリーグならではのハイレベルな試合をぜひ楽しみましょう!(※配信スケジュールは変更される場合があります)
・第1節: 2020年 6月14日(日)
・第2節: 2020年 7月 5日(日)
・第3節: 2020年 7月19日(日)
・第4節: 2020年 7月26日(日)
・第5節: 2020年 8月10日(月)
・第6節: 2020年 8月16日(日)
・第7節: 2020年 8月23日(日)
・第8節: 2020年 9月13日(日)
・第9節: 2020年 9月20日(日)
・第10節: 2020年 9月27日(日)
・第11節: 2020年10月 4日(日)
・第12節: 2020年10月10日(土)
・第13節: 2020年10月18日(日)
・第14節: 2020年10月25日(日)
・第15節: 2020年11月 8日(日)
・第16節: 2020年11月22日(日)
・第17節: 2020年11月29日(日)
・第18節: 2020年12月20日(日)
・第19節: 2021年 1月10日(日)
・第20節: 2021年 1月17日(日)
・第21節: 2021年 1月24日(日)
・セミファイナル: 2021年 2月 7日(日)
・ファイナル: 2021年 2月21日(日)
■配信チャンネルURL
OPENREC「RAGE」 / YouTube「esports_RAGE」
■公式サイトURL
https://rage-esports.jp/league/sv/
( 綾本ゆかり=取材・文 )
■関連リンク
『Shadowverse』公式サイト https://shadowverse.jp/
「レバンガ☆SAPPORO」公式サイト https://www.levanga.com/esports/
きょうま選手公式Twitter https://twitter.com/gogojade