CATEGORY : 食べる
日々に寄り添う、特別な一杯。 季節限定ビールが紡ぐSTORY
サッポロビールから発売されている季節限定ビールは、その時々の季節に合わせたパッケージや味わい、ネーミングに込められた想い、発売までの秘話など、“個性”と“物語”がたっぷり詰まっています。そんなビールを飲めば、いつもの日常がちょっと特別なものに変わるはず。今回は、個性豊かなサッポロ季節限定ビールの魅力を、それぞれのビールを味わう特別な瞬間の物語と共にお届けします。あなたも季節限定ビールを飲んで、そのときだけの特別なSTORYを見つけてみませんか。
受け継がれる、赤星のバトン
20代の頃、営業先で失敗し落ち込んでいた私に、
先輩が「飲みに行くぞ」と声をかけてくれた。
連れて行ってもらった居酒屋で、
手酌で飲んだ「赤星」の優しさが、じんわりと心に染み渡った。
数年後、私にも可愛い後輩ができた。
その後輩もまた、仕事で大きなミスをしてしまい、塞ぎ込んでいる様子だった。
仕事の帰り道。私は買ってきた缶の「赤星」を、後輩に差し出した。
「今日は、飲みながら話そうか」
後輩は少し驚いた表情だったが、すぐに笑顔を見せ、乾杯した。
「大変なこともあるけれど、
また明日から頑張ろうって思えるのが、この赤星のいいところだよ」
なんて、少し気取ったことを言ってみる。
「赤星」を置いている店は間違いない。
昔、先輩が言っていたその言葉、本当だなといつも思う。
この「赤星」のバトンは、これからもずっと受け継がれていくのだろう。
●What’s サッポロラガービール?
現存する日本最古のビールブランド
ラベルに輝く赤い星から、「赤星」の愛称で親しまれる「サッポロラガービール」。 1877年にサッポロビールの前身である開拓使麦酒醸造所から発売された、現存する日本で最も歴史あるビールブランドで、長きにわたり多くの飲食店で愛され続けてきました。ラベルに冠した赤い星は、サッポロビールのルーツである北海道の開拓使のシンボル北極星を表しており、誕生当時から変わることなく受け継がれています。
飲食店を中心とした瓶ビールのみでの展開ですが、数量限定で缶が登場。今年のデザインは、「サッポロラガービール」ならではの酒場シーンをあしらっているので、ぜひ注目してください。
熱処理ビールならではのしっかりとした厚みのある味わいで、ビール好きに支持され続けている「サッポロラガービール」。ご自宅にいながら、まるで酒場にいるような気分で、グイッと一杯楽しんでみてはいかがでしょうか。
娘の門出を祝う、サクラビール
明日は、娘が家を出る日。
就職を機に実家を離れ、一人暮らしを始めることになったのだ。
娘の成長は嬉しい。
嬉しいはずなのに、どこか寂しさも感じてしまう。
初めて抱っこした日、小学校の入学式に緊張した顔で校門をくぐる姿、高校で部活動に打ち込む様子…。
どれも昨日のことのように思えるのに。いつの間にか、こんなに大きく成長したんだな。
夜、テーブルには娘の大好物とサクラビールが並んだ。
私はサクラビールを娘に手渡して「頑張ってな」と言うと、娘は少しはにかんだ笑顔で答えた。「ありがとう、お父さん。」
「娘の未来が、桜の花のように美しく輝きますように。」そう心の中で願いながら、グラスを合わせた。
季節はもうすぐ春。一足先に、家に満開の桜が咲き誇った。
●What’s サッポロ サクラビール?
世界で親しまれた歴史あるビールを現代風にアレンジ
サッポロ サクラビールは、1912年に九州初のビール工場で製造を開始し、大正から昭和初期にかけアジア各地にも輸出されて愛された歴史あるビールです。当時の文献を読み込み、醸造者が腕によりをかけ現代風に再設計! 香ばしいコクと、すっきりとしたのどごしを両立させたバランスの良い味わいで、副原料に米を使用しているのもポイントです。
今年のデザインは、表面にサッポロ サクラビール発売当時のラベルのモチーフを配置。裏面と6缶パックには、レトロ風イラストを大胆に載せることで、情緒感あふれる世界観を演出しています。
サクラ咲く、新たな門出のとき。歴史あるサッポロ サクラビールを味わいながら、「これまで」を振り返り、「これから」へ思いを馳せるひとときをお楽しみください。
【サッポロ サクラビールのニュースリリースは、こちらを見る】
プロフィール
oyumi(おゆみ)
静岡県出身、平成生まれのイラストレーター。
漫画も描いてます。
毎週火曜にPodcastにて「東京トホホ」配信中。
クレジット:
illustration_oyumi
Text_ Nana Tabara
Edit_Nana Tabara,Tenji Muto(amana)
