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ワインに寄り添うアペロレシピ vol5~3ステップで驚きの美味しさ!~
「新生姜と豚こま、じゃがいもの黒こしょう炒め」
ワインと軽いおつまみを用意して、夕食前の“ちょい飲み”を楽しむフランスの食習慣「アペロ」。コロナ禍によって、「自分だけの家飲み時間を充実させたい」、「おうちワインをもっと楽しみたい」という需要に、このアペロ文化が持つ気軽さやリラックス感がフィットしているようです。そこで! WINE OPENERからお届けするのが、ワインに合うおつまみを3ステップでつくれる簡単レシピ。テレビの料理番組をはじめ数多くのメディアに出演する人気料理家・山脇りこさんに、夏の新生姜を使ったレシピを教えてもらいました。
text WINE OPENER編集部 photo よねくらりょう
■教える人
山脇りこ(やまわき・りこ)
料理家。長崎で旅館業を営む家庭に生まれ、出汁の香りが朝の訪れを告げる環境で育つ。幼少期から厨房に出入りし、板前さんの包丁さばきに憧れを抱く。「振り返れば、幼少期の影響が大きかった」と山脇さん。料理家として現在は、日本の郷土料理や家庭料理、そして世界の食卓事情にまでアンテナをはり、旬と伝統を大切にした仕事を続けている。テレビや雑誌など数多くのメディアに出演、著書も『疲れていてもこれならできそう! #食材3つ #3ステップで完成 毎日食べたい かんたん3×3レシピ』(ぴあ)など多数。代官山で料理教室<リコズキッチン>を開催している。 Instagram @yamawakiriko
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新生姜と豚こま、じゃがいもの黒こしょう炒め
さわやかな香りとみずみずしさがある新生姜は、7月くらいまでのものがやわらかく、優しい辛味が楽しめます。そんな今がおいしい新生姜をたっぷり使ったレシピが、今回ご紹介する「新生姜と豚こま、じゃがいもの黒こしょう炒め」。新生姜とじゃがいもをスライスして豚肉を炒め合わせるだけの簡単アペロレシピです。合わせるワインはグルナッシュ種の赤ワインがおすすめ。豚肉の旨みとグルナッシュ種のやわらかい果実味が、マリアージュのポイントです。
「いつも脇役になりがちの新生姜を主役にした料理です。新生姜をたっぷり使うので、ミディアムボディからフルボディの赤ワインを合わせても料理が負けることはありません。黒こしょうをきかせているので、ワインにもこしょうのニュアンスを感じるものが合うと思いますよ」と山脇さん。辛味と香味が要の「新生姜と豚こま、じゃがいもの黒こしょう炒め」は、暑気払いにもぴったり。体が欲する料理と赤ワインで、短い夏の夜をお楽しみください。
こちらは“ワインオープナー”の記事です。