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OTOAJITO:T字路sから ギターヴォーカルの 伊東妙子さんをお迎え♪
T字路sは伊東妙子さん(Gt,Vo)と篠田智仁さん(Ba)によるギターヴォーカル&ベースのデュオ。今年結成15年目、4月にメジャーデビューをされました。これまでインディーで活動をしてきましたが、昨年ベストアルバムをリリースし、セルフプロデュースにも区切りがついたタイミングだったそうで、「知らない扉を開けてみようという気分」でメジャーへ進むことになったそうです。
2010年に結成されたT字路sですが、伊東さんと篠田さんは、もともと別のバンドで活動していたおふたり。「篠田さんは、よく対バンするバンドのベーシストだったんです。私が長いことやっていたスリーピースのバンドが解散して、ギター1本で弾き語りをやろうと思ったんですが、
あまりの音数の少なさに心細くなったんですね。ライブをやる時に篠田さんに何曲かゲストで参加してもらって、それが自分たちにとっても感触が良かったし、周りの評判も良かったので、じゃあ正式にやっていこうか…という流れになりました。」と結成のいきさつを紹介しました。
子どもの頃は特に音楽が好きなわけでもなかったという伊東さん。音楽が身近にあった家庭でもなく、読書をして過ごす静かな子だったそうですが、中学生の時に偶然見たテレビが、伊東さんの音楽人生をスタートさせたとのこと。「夜中眠れずにたまたまテレビで『(三宅裕司の)いかすバンド天国』を観てしまって、こんな世界があるんだ!って驚いたんです。その時出演していたのが、RABBITというバンド。陽気なアメリカンロックっていう感じで、ビジュアルもキュートだったのがハマった一因だと思います。」
それからバンドが好きになり、高校では軽音楽部に入ることを決めていたそう。「本当はドラムがやりたかったんです。でも同じ学年にドラムの経験者がいたので譲りました。」その後、残りのメンバーで相談し、成り行きでギターを手にすることになったと話しました。バンドブームだった当時は、多くの音楽雑誌が刊行されており、そこに載っているスコアを使って、ギターを練習していたとのこと。ちなみに初めてコピーしたのはユニコーンの『ツイストで目を覚せ』、他にも、バンド・すかんちは全曲歌えるほど大好きだったそうです。
現在の伊東さんの音楽性に影響を与えたのは、ストレイ・キャッツと浅川マキさん。「高校2年生の時でしたかね。空前のロカビリーブームがありまして、
音楽も格好も地元のバンドキッズたちは夢中になったんですね。いわゆるルーツミュージックを好きになる入り口は、ストレイ・キャッツだったと思います。浅川マキさんを知ったのは、30歳になるくらい。音楽的にもそうなんですけれど、1人の女性、人間として大人にさせてくれた気がします。」
