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【グランポレール勝沼ワイナリー】自分のワイン造りに挑戦!
グランポレール勝沼ワイナリーはワインをより身近に感じていただけるように、毎年「マイワイン体験教室」を開催しています。
3~12月までの10か月間、ワイナリーでぶどう栽培からワイン醸造、瓶詰めまでを体験しながら、ご自分のワインをつくっていただくセミナーです。
今年のマイワイン体験教室へ参加頂いているのは、応募抽選で当選された16人のお客様。ぶどう栽培とワインづくりの技術に触れていただくことで、私達のワインに対するこだわりも合わせてお伝えできればと思います。(※2014年のマイワイン体験教室の応募は締め切らせて頂いております。)
今回は、“芽かき”のレポートをお届けします。
“芽かき”とは来年ぶどうを育てる枝を決めながら、多すぎる新芽を適度に間引くことです。参加者の皆様には、幹に名札が巻かれた“自分専用のシャルドネの樹”を世話して頂きます。
最初にセミナー室でスタッフから “芽かき”の講習を受けて、いざぶどう園へ。
先ほどの講習内容を、あらためて実際のぶどうの樹で説明。これから“自分のぶどうの樹”で実践するので、みなさん真剣そのものです。
この時期になるとぶどうの樹の母枝からは、多くの新梢が伸びています。芽かき作業の目的は、伸びてきた新梢を適度な数に間引いて、樹1本あたりに実る房の数を減らし、果実の成熟をうながすことです。数を減らして養分の浪費を防ぎ、実の生育を揃えています。風通しもよくなりますから樹の環境が改善されて、病気に強くなります。
間引くのは、勢いが強すぎる芽や弱すぎる芽、つぼみが付いていない芽などです。母枝の下の幹から伸びた枝や、下向きにいったん伸びている枝も落とします。一箇所から2本伸びている場合、1本は間引きます。同時に来年、母枝にする芽を2本見極めて残しますが、これも大切な作業です。
どう間引くのかというと、いらない梢を手で折ります。左右に手を広げたように生えている太い母枝から上に伸びる新梢の間隔が、少なくとも20センチ程度はあくようにしていきます。
事前にそう学んでいても実際に畑で見てみると、芽は思い思いに伸びていて等間隔でもなく、みなさんどれを落とすのか「難しい」と色々と迷いながら“自分のぶどうの樹”で芽かきをスタート。
東京からお越しの女性は、「こんなに伸びた芽を取っちゃうのね、ごめんなさいっ。でもぶどうの樹に現実に触れる機会なんて滅多にないから、本当に楽しいですよ。ワインは大好き、ハムとかチーズとか手軽なおつまみに合うところもいいですね。年末に自分のワインができたら、今年80歳になる母にプレゼントするつもりです」、と完成したワインを想像しながら、これかなっと悩みつつ芽かきを行っていました。
作業の後はセミナー室で「ぶどう栽培の基礎知識」を学び、ワイナリーの設備を見学。見学ツアーの様子は、また今度レポートします!
体験教室の最後は、みなさんお待ちかねのテイスティングです!
それぞれの特徴の説明を受けながら、ワインを楽しんで頂きました。
今回テイスティングしたワインのご紹介♪
「グランポレール長野古里ぶどう園メルロー 2008」税込み3456円
2012年の国産ワインコンクールで銀賞を受賞したフルボディです。収穫を通常より遅らせ、完熟した高品質のぶどうを収穫しました。収穫期は10月初旬です。17か月の樽熟成を行い、樽の香りとブーケのバランスが良い、やわらかなタンニンが際立つワインになりました。
メルローは赤ワインの代表的なぶどう品種ですが、同じように赤ワインに使われるカヴェルネ・ソーヴィニヨンと比べると、よりやさしい味わい。
「喉にすっと入って、後にさわやかさが広がりうれしい」と、お客様。合わせる料理を聞かれた齋藤佑二は「肉なら牛や豚ほど強くはないチキンでしょうか、ワイン単独で楽しんでも良いと思います」とご案内。
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