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盛夏の活力を示す、咲き誇る黄色の大輪。
浜名湖ガーデンパークには高さ50mの展望塔をはじめとして、花と緑が織りなす「花の美術館」や水路を運行する「遊覧船ガーデンクルーズ」などさまざまな施設がある。3つのエリアで構成されているが、「街のエリア」のほぼ中央にある「花ひろば」でひまわり畑が見られる。©浜名湖ガーデンパーク
背丈ほどの高さに伸びたひまわりの大輪が、むせるほどの花いきれを匂わせながら咲き誇る。
四季を通じて楽しめる花と緑のテーマパーク「浜名湖ガーデンパーク」では、7月下旬になると、ひまわり畑が鮮やかな黄色で埋め尽くされる。パークのほぼ中央に位置する「花ひろば」の3000㎡にもおよぶ敷地に約4万本。ひまわりはひとつの花ではなく、多数の花が集まって形成されているので、かなり大きい。それが一斉に開くのだから、思わず圧倒されるほどの迫力がある。
ひまわりは漢字で「向日葵」と書くように、太陽の動きを追いかけるように朝は東を向き、夕方には西を向く。だが、これは若い成長期だけで、花が咲く頃には動かなくなるという。
ひまわりは夏の代表的な季語となっており、それが見られるのは暑さが最高潮を迎える時期。強烈な太陽の光を浴びることで、黄色の花が真っ盛りになっていく。いわば大輪の花々は生命の象徴であり、私たちに活力を与えてくれる絶景といえるかもしれない。
甘辛の濃厚な旨味で、夏バテ気味の身体を元気に。
夏の活力といえば、食材ではなんといってもうなぎだろう。天然うなぎの旬は秋から冬だが、もはや超高額な希少品。養殖は旬がないと思われがちだが、必ずしもそうではない。浜名湖は名産地として昔から有名だが、最需要期となる7月下旬の「土用丑」に向けて生育するため、夏場が最も美味な旬になる。いずれにしても、甘辛いタレで焼かれたうなぎの蒲焼きに夏を感じない日本人はいないのではないだろうか。
こちらは“ヱビスマガジン”の記事です。