「ゲーム・オブ・スローンズ」の前日譚ドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」の放映は来年までお預けですが、その時まで、このGoTをテーマにした新しいビールで楽しく過ごしましょう。

「ゲーム・オブ・スローンズ」は単なるテレビドラマとしての存在を越え、社会現象を巻き起こすまでの人気作品となりました。オレオ、マウンテン・デュー、キッチン用品、ハンバーガーチェーン「Shake Shack」のメニュー、ビール、ワイン、ウイスキーまで、GoTグッズはバラエティ豊富にあります（これらはほんの一例です）。これほど大きな商業的成功を収めたフランチャイズが、番組の放映が終了したからといって、全てに終止符を打つはずはありません。実際、2022年にHBO Maxで配信される「ゲーム・オブ・スローンズ」の前日譚「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」の最初のティザー動画がこのたび公開されました。

GoTシリーズはここ3年間お休みとなっていますが、関連グッズのリリースは止まりません。番組終了からしばらく経った2019年には、ニューヨークを拠点とする「Ommegang」 が、同ブルワリーとしては15番目にして最後となるGoTテーマのビールをリリースしています。そしてその後、ワーナーブラザーズ・コンシューマープロダクツは、デンマークのブルワリー「Mikkeller」を新たなパートナーに迎え、新作ビールを販売していくと発表したのです。

 Mikkellerと作った最初のコラボビールは、2021年4月に発売された「Iron Anniversary IPA」です。そしてこの度、新たなる3つのGoTビールの発売を発表しました。つまり新しいエピソードはまだ観ることができなくても、その間にビールはたくさん飲めるというわけです。

「Night King Double IPA」「Ghost Visions Lager」「Castle Black Stout」の３つのビールは、「GoTの中でも重要なロケーションとキャラクター、そして共通のテーマである“冬来たる”に基づいて、雪に覆われた大地への祝福と敬意を表現している」という。

 「ゲーム・オブ・スローンズでは、冬という季節が重要な役割を果たしています。そのため冬を目前にしたタイミングでのリリースを決めていたので、ウェスタロスの薄暗く、凍ていた世界観からインスピレーションを得て新たなビールを開発しました」とMikkellerのファウンダーでありクリエイティブ・ディレクターを務めるミッケル・ビャーウス氏はいいます。

アルコール度数8％でフルーティーな「Night King Double IPA」は、死軍を率いるホワイト・ウォーカーに捧げたビールです。またアルコール度数4.5％で、ぐっと飲みやすい「Ghost Visions」は、ジョン・スノウが育てた子狼をイメージした、クリーンかつライトでフレッシュなラガーです。最後の「Castle Black Stout」は、バーボン樽で熟成したアルコール度数11.3％のインペリアル・オートミール・スタウト。ナイツ・ウォッチの砦である黒の城から着想を得た深みのあるビールです。

この3種のビールは、アメリカ、スウェーデン、イギリス、フランス、イタリア、ドイツ、アイルランド、韓国、そしてMikkellerのオンラインショップで10月に販売が開始されました。一部では、限定グッズやギフトパックなども販売されているのでファンであれば、是非ともチェックしたいところでしょう。

この記事はFood & Wineのマイク・ポメランツが執筆し、 Industry Diveパブリッシャーネットワークを通じてライセンスされています。ライセンスに関するお問い合わせはlegal@industrydive.comまで。