今年に入って、ビール、RTD、ワイン＆スピリッツと、3つのジャンルにわけて、サッポロビールは2023年の事業方針を発表しました。基本的に新聞やテレビといったメディアに向けてのものですが、これらの発表会では、お客様にも伝えたい商品やイベント、キャンペーンなどの情報をたくさん発表しました。そこから「CHEER UP！」をご覧の皆さまにも興味を持っていただけそうな情報を厳選して ビールテイスト編、RTD編、ワイン＆スピリッツ編に分けてご紹介していきます！本記事は、RTD編です！

2023年のRTD戦略は？

1月31日には、RTDにおける事業方針と新商品に関する説明会が開催されました。RTDの市場全体で見ると、2022年は前年を下回る結果となったなか、サッポロビールはおかげさまで103％と前年を上回る業績を上げることができました。「濃いめのレモンサワー」「男梅サワー」「三ツ星グレフルサワー」と、サッポロビールが展開する3つのブランドをご愛顧いただけたことがこの結果へと結びつきました。

まず「濃いめのレモンサワー」は商品名通りに“濃いめ”でしっかりとした酸味をコンセプトにラインナップを拡充。発売10周年を迎えた「男梅サワー」は梅干しをフィーチャーした唯一無二の立ち位置がご好評をいただき、若年層の皆さまからの支持が広がっていることもロングセラーを支える要素となっています。そして「三ツ星グレフルサワー」は“初のグレープフルーツ専門ブランド”として、レモンサワーに次ぐ定番となる期待を持って市場から一定の評価を得ることができました。

昨年からは、AIを活用したRTD商品開発システム「N-Wing☆（ニュー・ウィング・スター）」によるRTDレシピの開発もスタート。商品の詳細を入力すると原料配分表を提示してくれるというもので、人間には考えつかないようなレシピを提案してくることもあります。熟練開発者の技術とAIの力が融合させることで、より魅力的な商品開発につなげていきます。

ビールテイスト編でも述べましたが、今年は酒税法改正が予定されています。それを鑑み、新市場を創造し、「お酒」の新しい魅力をご提案し、「日本の新・定番食中酒」を提案することで需要の増加を狙っていきます。製造能力と商品開発力の向上を受け、2023年のサッポロビールはRTDにおいて、商品戦略をいっそう強化していく予定です。

レモンサワーに迷える日本人への解答「サッポロ　ニッポンのシン・レモンサワー」

サッポロビールが考える新・定番食中酒とは、1).1杯目から楽しめて、2).独自のコンセプトや専門性を持ち、3).新しい楽しく豊かな生活に寄与するようなもの。サッポロビールでは微アルコールやノンアルコールビール、ノンアルコールのRTDも「未来の食中酒」として捉え、お酒を飲まれないかたとの接点となり、相互理解を生んでいくものであるととらえています。

2022年現在のRTD市場のフレーバー構成比を見ると、レモンフレーバーはなんと44％。飲用シーンは食事中が中心です。こうしたデータ分析の結果を見ると、現在のRTDにおける食中酒の代表は、レモンサワーが担っていることがわかりました。そんな結果を受け、新・定番食中酒の第一弾はレモンサワーと決定したのです。

データ分析出展：インテージ SRI＋、RTD市場　2022年1月―12月　推計販売規模（金額）　4業態計：SM,CVS,DRUG,酒量販店

こんな状況のなかで、ではどんなレモンサワーが求められているのでしょうか？

レモンサワーを飲む理由の上位10項目の調査から、味覚については飲み飽きず後味がさっぱりした「スッキリした味わい」、情緒面では手軽に飲め、親しみのある「カジュアルさ」が求められていることが浮かび上がってきました。

つまり、多くの人が望んでいるのは、「日常的に気兼ねなく楽しめるレモンサワー」であるとサッポロビールは分析。迷わず選べる新たな定番レモンサワー、「サッポロ　ニッポンのシン・レモンサワー」を開発しました。

この「サッポロ　ニッポンのシン・レモンサワー」は、ポッカサッポロとの協働開発で生まれた商品です。ポッカサッポロは、日本の食卓にレモンを広めて65年以上、レモン果汁市場では82％とトップシェアを誇ります。レモンのおいしさ・素材を知りつくす“レモンのプロ”。

「レモンサワーに迷える日本人へ」向けたレモンサワーの「シン・定番」、それが3月22日に発売した「サッポロ　ニッポンのシン・レモンサワー」なのです。

以上、RTD編でした！