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今年も安曇野にご期待を!~安曇野池田ヴィンヤードより~

    3/29に安曇野池田ヴィンヤード メリタージュ・シラー・シャルドネのセカンドヴィンテージが発売となります。
    セカンドヴィンテージがお客様にどのような評価を受けるか楽しみです。
    さて安曇野池田では今年もスタートし、
    1月中旬までは気温が平年を上回り暖冬かと思われましたが、その後、平年以下の気温となり、1月18日と20日に降った雪(積雪約30cm)が約1か月近くも圃場に雪が残りました。
    まずは、この残雪のなかでの作業をご紹介いたします。
    剪定枝の回収作業をはかどらせるため、今年も回収用の一輪車を一工夫しました。
    一つは、スノ-ボ-ドを履かせたタイプ。
    板が幅広であるため安定感があります。また、枝の取り出しがスム-ズにできる様に引き戸式にしました。

    もう一つは、スキ-板をはかせたタイプ。
    一輪車が雪深く沈みこまない様に、横に添え木をはわせています。

    次に、現在行っている作業をご紹介いたします。
    今は、すっかり雪がなくなった圃場で巻きひげとりを行った後、萌芽前の誘引作業を急ピッチで進めているところです。3月は、2月に比べると暖かくなったとは言え、北アルプス経由のこの時期の風は、まだまだ冷たいものです。

    5年生樹のメルロ-です。両腕がしっかりと伸びた状態に成長しているため、各枝を誘引線で固定することで安定化できます(以前の様に支柱に固定する必要は、ございません)。
    メタボにならない様、時をかけてじっくりと大切に育てて来ました。
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    参考までに、植栽時には支柱に青テ-プで誘引して苗を固定しました。
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    最後に、現時点での今年の収量の見込みついて予想しますと、下記の要因から、良い結果に繋がるのではと期待しているところです。
    ・厳冬期、長期に渡って残雪があったことで、土壌の保湿と保温効果により、休眠期中の根には好条件になったこと。
    ・2月の降水量が平年を上回り、3月のそれも平年も上回ることが予報され、萌芽前の土壌水分条件が平年よりも多くなることで、芽吹きのプラス条件が続くと予想されること。
    ・現在、大規模な暗渠工事を進めており、水捌け条件が更に良い状態になって行くこと。
    ・根の成長に穏やかな施肥法にしたこと、等々。
    今後も、皆様に安曇野のワインを少しでも多くご提供できる様、日々努力を惜しまず作業を進めて参りたいと思います。今年も安曇野池田ヴィンヤードにご期待下さい!
    安曇野池田ヴィンヤード 栽培責任者 田中 亘

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