プロダクトアウトを貫く!小正醸造こだわりの焼酎づくり

11月に入り秋も深まってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は、芋の収穫最盛期ということで、小正醸造の蔵視察と芋掘り作業体験の為に、九州は鹿児島へやって参りました。
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さっそく芋掘りの為、鹿児島県日置市にある小鶴農園へ向かいます。
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こちらは芋焼酎に用いる黄金千貫を栽培している小鶴農園です。
小正醸造は生産農家さん一人ひとりと向き合って生産から取り組んでいます。
単なる収穫のみならず、
1.新品種増産の実験
2.杜氏(酒蔵の最高製造責任者)や社員の農場実習
3.地域の農業に貢献する
という3つを目的として熱い情熱を持って取り組まれています。
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深く根を張っていることが多い為、最初はシャベルを用いて全体を掘り起し、芋が見えてきたらひとつずつ丁寧に掘っていきます。

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卵よりも大きいサイズであればOK。根を除いてかごに入れていきます。
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今年も天候に恵まれとても良いできです!
約2kgの芋で一升瓶1本分ができあがります。このかごで約20kgなので、10本分の焼酎になりますね。
そして、焼酎の製造現場である小正醸造日置蒸溜蔵へ向かいます。
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収穫された芋は、黄金千貫やジョイホワイトなどの種別ごとにひとつにまとめられ、土や汚れを除いて選別作業にうつります。
選別作業は全て手作業でおこなわれます。
「見て触れて確認することで、長年の経験によって培われた洗練された選別が可能になる。」と、やはり最後はヒトがやることが大切なのですね。

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ヘタ(黒くなっている部分)や根をそぎ落として、片手に収まるほどの大きさに切ります。
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単式蒸留機(横型)です。発酵の終わったもろみを蒸留することで焼酎原酒ができあがります。本格焼酎の蒸留には単式蒸留機が使用されます。
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最後の検品も一本一本ヒトの目によって確認されています。
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こちらは小正醸造の専務取締役、小正芳嗣さんです。
焼酎づくりへの想い・こだわりをお聞きしました。
Q「九州だけでもたくさんの芋焼酎がありますが、小正醸造として一番こだわっているのはどのようなところですか?」
小正:「生産農家さんと共に創り上げるということ。顔がわかるということ。こだわっているというか、本来当然のことであると思っている。」
Q「小正専務の想いをお聞かせください。」
小正:「地域への貢献を第一に考える。そんな企業がもっとあってもいいと思う。」
がとても印象的でした。
“焼酎づくりではなく、焼酎文化を耕し地域社会へ貢献する”取り組む姿勢がその表情にもあらわれていました。
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そうしてできあがった素晴らしい商品。
ここからは、場所をかえて、鹿児島の美味しい料理をいただきながら、小正専務のお話を伺います。
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Q「普段はどのような飲み方をするのですか?」
小正:「焼酎はロック。やっぱりロックで飲むのが基本だよ。」
水割りや湯割りを好む人も多いですが、ロックにすることでより本来の香りを楽しめるのでぜひ試してみては。
Q「商品開発において大切にしている考え方はありますか?」
小正:「最近だとマーケットインとかプロダクトアウトとか、考え方は人それぞれだけど、俺は焼酎はプロダクトアウトでいいと思っているわけ。作り手がつくりたいものをこだわり抜いてつくって勝負する。そうでないと焼酎なんてみんな同じようなものになってしまうよ。」
焼酎市場における分析やマーケティングの基本的な考え方を抑えつつ、自分なりの熱い想いをもって取り組まれていることがわかる言葉でした。
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鹿児島の美味しいお料理と共にいただきました。

“つくりたいものをつくる”のか“売れるものをつくる”のか。このような議論は古くから存在していて、近年では顧客起点の考え方(マーケットイン)が主流です。但し、全ての商品・カテゴリーにおいてそれが最適かと問われれば、突き抜けた価値を創造するためのアプローチとしては“つくりたいものをつくる”という方法もある、ということと理解しました。

作り手の熱い想いに溢れた「からり芋」の価値を、一人でも多くの方に知っていただくために、これからも努力を重ねていきたいと強く強く感じた訪問でした。

小正醸造の皆様ありがとうございました。

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