安曇野のぶどうの出来は、大変良い!!

いよいよ安曇野のぶどうの収穫が始まりました。

今年の安曇野の気象は7月~8月下旬頃まで高温・少雨でした。特にぶどうが成熟する8月は厳しく、それを乗り越えての収穫となりました。

今回ご紹介するのは、ここまで収穫したぶどうの中で早熟な品種、ソ-ヴィニヨン・ブランとピノ・ノワ-ルです。
少雨の環境で育ったソ-ヴィニヨン・ブランとピノ・ノワ-ルは糖度が例年より高く、酸度は例年通りの状態で収穫でき、果実味が豊かで良質なものとなりました。

収穫の一番手は、ソ-ヴィニヨン・ブランです。
この日は東京オリンピック開催の1964年以来のブ-メラン台風と言われた、台風10号が北上して接近して来るという情報で、ヒヤヒヤしながらの収穫となりました。しかし防鳥設備の一つである吹き流し(中央の黒い旗)のたなびきからうかがえる様に風は穏やかで雨も殆ど降らず、助かりました。

ソ-ヴィニヨン・ブランのぶどうの状態を見てみましょう!
良く熟した色の通り糖度は高く、酸味が適度に残り果実味が豊かでおいしく、良い出来です。
日焼けし過ぎない様に、房回りの葉は極力除葉しないように努めています。(手前の右側の結果母枝から生じた新梢からの房はぶどうの成熟状態が分かる様に、写真を撮る直前に房回りを摘葉しましたが、本来の房回りの葉の状態は、左側の新梢からの房の状態です。)

また、今年の新たなチャレンジとして、ワインに品種香がより出せるよう、ボルド-系の農薬は使用しませんでした。

次に、収穫している人にスポットを当ててみます。

人間も植物と似ているところがあります。
ぶどうの様に太陽の日差しを覆う葉を持たない人間は、大切な顔が日焼けし無い様に帽子でカバ-しています。(男性か女性か分かりにくいです。)

今週は、ソ-ヴィニヨン・ブランに続けてピノ・ノワ-ルの収穫も行いました。

色付きが良く、こちらも熟度が高いぶどうが収穫できました。
ピノ・ノワ-ルは密着房のため病気になり易く栽培が難しい品種ですが、今年も健全な状態で収穫することができました。

目標の収穫量は計画より多めに推移しており、安曇野のメンバ-は皆ホッとしているところです。

今年も今までに無い気象を経験しており、自然は我々に新たな厳しい環境を与え、どう乗り越えていくのかをじっくりと見ている様な気がします。
台風に負けず、安曇野のメンバ-一同、収穫期を乗り越えようと頑張っておりますので、後半の品種にもご期待下さい。

安曇野池田ヴィンヤード 栽培責任者 田中 亘