北半球は夏本番を迎え、大麦がすくすく伸びている季節。
各地から、ビール大麦の状況をお知らせです。
今回は、フランスから。フィールドマン高橋がお伝えします。
6月17日10時ごろ。場所は、トロアの西部。
トロアは、パリの南東約130kmにあり、高品質なブドウがとれるシャンパーニュ地方にあります。
私は、大麦の茎の丈夫さ、背の高さ、穂の長さ、病気の有無を調査しています。
ともかく大きな畑に驚きました。
日本の本州の大麦畑では、通常は5t/haとれれば豊作ですが、こちらでは、8t/haもとれるということ。畑を見る前は、あまり信じられませんでしたが、畑をみて納得です。
この地方は大規模栽培地域で、ひとつの畑が小さくても10ha(約330m×330m)、最も大きいのは約40ha(630m×630m)でした。本当に見渡す限りの大麦畑です。これだけ広くても、生産者の方は畑をよく知っており、きわめて均一に大麦を生産しています。
まっすぐに正確に、伸びた管理用の通路が印象的ですね。
実は、畑の中を、トラクターでまっすく走るのは、とても大変なことなのです。それを、まっすぐ走れる生産者の腕に関心しました。畑をきっちりと走れることも大事なことであり、フランスの農家さんの技術に、またしても脱帽しました。
アップで見てみましょう↓
翌日の6月18日15時ごろ。場所はトロアの北東部に移りました。
病気もなく、虫害も見られず、すくすくと育った大麦です。
茎、葉も健康そのもの、穂も立派です。
今回、訪問したフランスの生産者の方の声で、最も心に残っているのが、次の言葉です。
「われわれは、誰がこの大麦を買ってくれるのかを考えているのではありません。いつも、誰がこの大麦を口にするのかを考えています。」
遠い日本のお客様を思って下さっている、ということ。まさに我々の協働契約栽培の精神を理解していただいていると、感激しました。
この後、麦は黄金色に変わって、7月下旬から収穫予定です。今年のフランスの大麦は多収が見込まれます。
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